■相続手続きの流れ
相続の開始後は、様々な手続きを行うことになります。
例えば、被相続人(故人)が生前に有していた財産がどれくらいあるのかを調査する、相続財産の調査であったり、相続人が誰なのかを把握するための相続人の調査であったりと、遺産を相続人同士で分け合い、引き継ぐための前提として行われるものがあります。
また、相続手続きの中には、被相続人から新たに相続人への名義変更を行う必要があったり、相続財産の中に不動産が含まれている場合には、登記手続きも行ったりすることになります。

●相続手続きと司法書士
相続手続きの中には、自分で行うには手間や時間がかかって、負担の大きいものがあります。
そのような場合、法律の専門家である司法書士や弁護士などに相談することで、手続きの普段を減らすことができます。司法書士と弁護士では、同じ法律の専門家であるとはいっても、得意とする分野が異なっていたり、取り扱うことのできる分野にも差異があります。
弁護士は、特に紛争解決を得意としていますので、そういった相続人同士でのトラブルに心配がない場合には、まず司法書士に依頼することで、おおよそ必要な手続きは任せることができると言ってよいでしょう。

●相続において司法書士に依頼できること
相続において、司法書士に依頼できることはたくさんあります。
一部の手続き等を除いては、基本的に司法書士は取り扱っていますので、以下では、その内容を紹介していきます。

・相続に備えた、生前対策などに関する相談
遺言書の作成や、成年後見制度の利用、家族信託の利用といった、将来の相続に備えて行うものについて、ご相談いただけます。遺言書に関しては、形式のチェックや、内容の確認、作成自体をお手伝いすることもできます。成年後見制度に関しては、任意後見契約書の作成や、法定後見の申立てをご依頼いただけます。家族信託についても、契約の際のお手伝いをいたします。

・相続財産と相続人の調査
相続財産の全容を把握し、目録を作成して、相続財産の調査を行います。相続人の調査では、戸籍謄本を取得して相続人の把握を行います。

・不動産登記の申請
不動産が相続財産に含まれる場合には、相続登記の申請が必要となります。司法書士は、登記手続きのプロであり、登記手続きは司法書士の得意とする分野でもあります。

・そのほか、ご不明点に関するアドバイス

●相続問題に関するご相談は司法書士にお任せください
白百合司法書士事務所では、武蔵野市、三鷹市、杉並区、国分寺市にお住まいの方を中心に、幅広い分野でのご相談を承っております。特に、司法書士は登記手続きを専門としておりますので、相続手続きにご不安な点がある際には、当事務所までお気軽にお問い合わせください。